ブラックリストとは何?(2014.10.10)
ブラックリストとは何?
一般的に「ブラックリストに載る」ことが債務整理のデメリットと言われたりします。
ブラックリストに載ると、新たに借入れが出来なくなったり、カードが作れなくなったりすると言われています。
では、ブラックリストとは何でしょう。実際にそのような名称のリストがどこかにあるのでしょうか。
金融関係の会社(消費者金融、クレジット会社、銀行など)は、複数の会社が加盟して「信用情報機関」を作っています。
信用情報機関とは、借り手である顧客が返済を延滞した情報などを登録し、次にその顧客が借入れを求めてきた場合などにその情報を金融機関側に提供する業務を行っています。
金融機関側は、貸付をするかどうかの判断をする場合にその情報を利用する訳です。
A社で返済を延滞した情報は、同じ信用情報機関に加盟しているB社も知ることが出来るので、初めて取引をするB社もその顧客の過去の情報を知ることができるのです。
信用情報機関とは、具体的には次のようなものです。
①株式会社日本信用情報機構(消費者金融系)
②株式会社シー・アイ・シー(クレジット系)
③全国銀行個人信用情報センター(銀行系)
いずれの機関でも、本人に対する情報の開示には応じており、一定の手続を踏めば登録情報は教えてくれます。
インターネットで検索すれば、情報開示の具体的な方法や窓口などは案内されています。
それぞれの信用情報機関の間でも情報の一部は共有されており、たとえば、消費者金融での情報が、クレジット会社や銀行に流れることも考えられます。