ブラックリストへの登録内容・期間(2014.10.21)
ブラックリストへの登録内容・期間
ブラックリスト、つまり、金融機関の信用情報機関には、どのような情報が、どれくらいの期間登録されるのでしょうか。
信用情報機関に登録される内容としては、債務整理に関係すること以外もありますが、債務整理に関連する内容としては、延滞の情報、債務整理を始めたという情報、自己破産申立や個人再生申立を行ったという情報などが登録されます。
では、債務整理の中でも過払金請求の場合は、信用情報機関への登録がされるのでしょうか。
これについては、現在は、完済したあとの過払金請求については、登録がされない扱いになっています。
この場合注意が必要なのは、過払金の請求をしている金融機関に、完済した取引以外に完済していない取引があるような場合です。
というのも、最近は消費者金融をはじめ金融機関では合併が盛んに行われており、過払金を請求している金融機関が、実は残額がある取引の債権者になっているということがあるからです。
また、クレジットカードでキャッシングは完済していたが、ショッピングは残額があるということもあります。
それらの場合には、残額がある取引のために信用情報機関に登録されることになります。
合併などの情報については事前に専門家に確認する必要があります。
次に、どれぐらいの期間登録が継続するかですが、だいたい5年から10年の間だと言われています。
また、信用情報機関の種類や登録された情報の内容によって、登録の期間は相違すると言われています。
自分はまだブラックリストに載っているだろうかと心配になった場合は、それぞれの信用情報機関に請求すれば、自分の登録内容は確認できます。
確かに、ブラックリストに載ると一定期間借入が出来ない、カードが作れないなどのデメリットがありますが、債務整理による根本的な問題解決のメリットとよく比べて、判断していただきたいと思います。