【オリンポス債権回収(株)】【時効援用】 裁判所から支払督促が送られてきたが、時効で返済することなく解決できた事例
(Sさん 40代 男性 会社員)
Sさんは、20年程前に離婚した際に、各種支払いのために消費者金融数社から合計数百万円の借入れを行っていましたが、その後の転職等により返済を継続することが難しくなり、現在まで返済することなく15年以上放置していました。
しかし、最近になってオリンポス債権回収株式会社からの請求が届くようになりました。Sさんは、引き続きこの請求を放置していたところ、福岡の裁判所から支払督促(裁判所を通した支払請求の手続き)が送られてきました。Sさんは、この機会に、オリンポス債権回収株式会社を含む他の借金も全て整理するという決心のもと、当事務所まで相談に来られました。
そこで、当事務所がSさんの債務の状況を調査するために、各債権者に対し、Sさんから債務整理の依頼を受けたとの通知を送ったところ、オリンポス債権回収株式会社は訴訟(支払督促)を取り下げました。
その後、当事務所にて、Sさんのオリンポス債権回収株式会社を始めとする各業者に対する債務の内容を調査したところ、全ての業者に対する債務が消滅時効にかかっていることが判明しました。
そこで、当事務所にて、オリンポス債権回収株式会社を含む全ての債権者に対して時効を主張する内容証明郵便を送ったことところ、債権者もそれを認め、Sさんは一切の債務を返済する必要がなくなり、借金の整理をすることができました。