【ニッテレ債権回収株式会社】【時効援用】 約70万円の督促がきていたものの時効で返済不要だった事例
(Iさん 40代 男性 自営業)
Iさんは、20年程前からクレジットカードを利用していましたが、10年程前に失業したことをきっかけに、返済が滞るようになり、関東を転々とした後、数年前に福岡に転居してきました。そして、クレジットカードの利用残債務に関しては、そのまま放置された状態になっていました。
Iさんは数年前に福岡で事業を開始し、事業が軌道に乗ってきた矢先に、ニッテレ債権回収株式会社から「法的手続の準備に入らざるを得ません」と記載された書面の送付を受けました。Iさんは、10年程前に利用したクレジットカードの件については、記憶も薄れており、ニッテレ債権回収株式会社という会社名に見覚えもなく、一括返済できる額でもなかったため、驚きと不安を抱えて、返済方法について、当事務所まで相談に来られました。
しかし、当事務所による調査の結果、このクレジットカード利用による債務は、最後の取引からすでに5年以上の期間が経過しており、消滅時効にかかっていることが判明しました。
そこで、当事務所にて、時効を主張する内容証明郵便を送ったところ、ニッテレ債権回収株式会社もそれを認め、Iさんは一切の返済をすることなく、借金を整理し、信用情報を回復することができました。